Over The Rainbow ~ 天国の応援団長犬ライラのブログ

2021年2月25日神様から天国の応援団長に指名されました。下界にいる家族を応援するブログです。

おかえり、ヘンリー

こんにちは。

天国から下界にいる家族を応援する犬

ライラです。

 

6月12日、猫のヘンリーが

天国に帰ってきました。

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ヘンリーがある日突然

下半身不随になってから

24日目の事だった。

 

その日の前夜、

調子が悪くて眠れない夜を

過ごしていたヘンリーは

朝の5時頃お外に行きたがったの。

 

朝露で濡れている芝生の上に

お父さんはペンキ塗り用の

大きな布を敷いて、

寝袋の中で

ヘンリーと一緒に

横になったんだ。

 

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段々と明るくなってゆく

朝日を観ながら

鳥のさえずりを聴いているうちに

ヘンリーは落ち着いてきて

眠くなっちゃうくらい

リラックスしてた。

f:id:shadowandchance:20210615021337j:plain(犬達も参加してきた)

 

 

朝の9時くらいになると

段々と気温が上がってきたから

お家の中に入って

スヤスヤ眠ってるヘンリーを

ベッドに連れて行って、

お父さんとお母さんは

朝ごはんの準備をし始めたの。

 

朝ごはんを食べて

ヘンリーの様子を見に行ったら

ヘンリーは起き上がっていて

お父さんとお母さんの方を

まっすぐ見て

大きな声でミャ~!

って言ったんだ。

 

ここ数日しょぼしょぼしていた

ヘンリーの目は

その時しっかりと開いて

澄んだ青空のような色だった。

 

実はここ3週間ほど

ヘンリーは声が出せなくて

お口はミャ~って動くんだけど

声は出していなかったの。

 

お母さんはヘンリーの

ミャ~っていう声が大好きだから

声が聴けなくなってしまって

とても悲しい気持ちだったんだ。

 

思わずお母さんは、

あ!いつものヘンリーだっ!

って言って

心配で眠れない夜を過ごした

お父さんも笑顔になったの。

 

ヘンリーよかった。

声ちゃんとでるんだね。

ってホッとして

二人でしばらくヘンリーを

ナデナデして、

朝食のお皿を洗いに

キッチンに戻ったんだ。

 

数分後ヘンリーのところに

戻ったらヘンリーは、

眠るように亡くなっていたの。

 

 

親分気質のヘンリーと

番長気質の私は、

下界にいた時は

特に仲が良かったわけではない

けれど

一定の距離を置いて、

お互いのスペースを

リスペクトしながら

上手くやっていた。

 

だから天国にきたヘンリーと私は

お互いを尊重しながら

また上手くやってゆくよ。

 

天国にいるお兄ちゃんや

他の犬達と一緒に

気長に楽しく

みんなを待っていようね。

 

 

ヘンリーが旅立った日の夜、

お父さんがお母さんに

こう言ったんだ。

 

あのミャ~!と

大きな青い目は、

きっと僕たちに残してくれた

最後のギフトだったんだね。

 

ありがとう!またね!って

僕には聞こえたよ。

 

 

ヘンリー、

あんたは本当に

タフな奴だったわね。

 

これからはもう

タフじゃなくていいよ。

 

ラクに自由に

色んな場所を

一緒に走り周ろうね。

 

 

 

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 (ノラ猫時代に勝ち取った顔の傷がオレの勲章)

 

 

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(下半身サポーター着けて歩き回った後、ちょっとひと休み)

 

 

f:id:shadowandchance:20210615024924j:plain(スヤスヤ…)

 

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(この青い目で一体何人コロしたか…。)

 

 

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(あばよ!またいつか会おうぜ!)