Over The Rainbow ~ 天国の応援団長犬ライラのブログ

2021年2月25日神様から天国の応援団長に指名されました。下界にいる家族を応援するブログです。

犬ブログだけど猫のごはんの話し

こんにちは。ライラです。

 

……じゃなくて、猫のヘンリーです。

 

f:id:shadowandchance:20191211020438j:plain

オレがヘンリー。

 

 

オレは元ノラだから年なんて知らねーけど

たぶん今11歳か12歳くらいかな?

 

オレがまだ若かった頃ストリートを

徘徊中にうっかり車にひかれちまってさ。

どこかの人のいいおじさんが

母ちゃんが働いてた動物病院に

オレを運んでくれたんだってさ。

 

それが母ちゃんとの出会い。

 

動物病院にしばらくいた時

オレの事を気に入った母ちゃんが

 

にゃんこ先生として

ぜひ私の家に住んでください。

お願いします!

 

ってオレに頼み込んだんだよ。

だからこの家に住んでいるってワケ。

 

f:id:shadowandchance:20191212064952j:plain

本当はケンカっ早くて引き取り先が見つからなかったからなくせに…

 

 

今日は母ちゃんが猫のごはんについて

書くらしいよ。

オレに語ってほしかったみたいだけど

オレが語るとどうも説教くさくなっちまう

からさ。

却下されたよ…。

 

 

 

 

 

こんにちは、再びライラ母さんです。

 

f:id:shadowandchance:20191212030953j:plain

母ちゃんの話しは長いからボク達は寝るか…

 

 

前回犬の心臓病とグレインフリーフードの

関係についてお話したので、

今回は猫とグレインフリーフードの話しを

してみようと思います。

 

グレインフリーフードを食べている犬は

心臓病を発症する可能性があると

アメリカ政府のFDAが警告をだした後で

じゃあ猫はどうなの?

という質問をされるクライアントさんが

私の働いていたクリニックでも

たくさんいました。

 

率直に言うと

猫に対しては特に警告はでていないです。

 

 

しかし…

 

 

グレインフリーフードと聞くと

タンパク質(肉,魚) が多く含まれていて

炭水化物が少ないと思われがちですよね。

 

糖尿病の猫などは高タンパクで

低炭水化物のフードが合っていると

いうことでグレインフリーフードを

選ぶ方も多いと思います。

 

たくさんの種類がある

猫用グレインフリーを選ぶ上で

気を付けたいこと。

それは、

 

栄養成分表示をしっかり見て

動物性たんぱく質が多く含まれて

いるのを確認することです。

 

グレインフリーにも色々あって

猫に一番必要な栄養素の

動物性たんぱく質の量よりも、

炭水化物が多いフードもあります。

 

普通のキャットフードに含まれる

炭水化物の量と同じだったり、

あるいはもっと多く含まれてる

ものもあります。

 

グレインフリーは穀物を含まない代わりに

ポテトなどが含まれているものが多いです。

その結果、グレイン入りのフードよりも

炭水化物の量が多くなってしまうことも

あります。

 

グレインフリーを選ぶ理由で

最も多いのはフードアレルギーです。

 

中にはトウモロコシなどの穀物アレルギー

がある猫もいるかもしれません。

 

でもアレルギー症状がでる原料で

一番多いのは穀物ではなく

牛肉や、乳製品などで、

魚アレルギーの猫もいます。

 

 穀物アレルギーでないのなら

グレインフリーであっても、

グレイン入りであっても、

栄養バランスがよくて高品質な

フードならどちらも安全だと

獣医さんは言っています。

(アメリカの獣医さん)

 

猫のフードで大切なのは

グレインフリーであることではなく、

 

① 高タンパク質であること

② 水分が多く含まれている。

③ 低でんぷん質であること

 

などです。

 

ドライフードでもウェットでも

どちらでも構わないという獣医さんも

いますが、私の知る限り

猫を専門にしているドクターは

断然ウェットフードをおすすめします。

 

ウェットフードだと

歯の健康を心配する方もいますが、

猫の場合、口の中の細菌が一番の

原因なのでドライもウェットも

あまり関係ないそうです。

歯が心配な方は両方を適量与える

ように伝えていました。

 

それより猫にとって

もっと大切なことがあります。

それは水分です。

 

普通のドライフードに含まれる水分は

だいたい20%ですが、

猫のフードに必要な水分は70%ぐらい

が理想だそうです。

 

なぜ猫には水分が多く含まれる

フードの方がいいかというと、

 

猫は犬と違って水をあまり飲まない上、

少ないながらも摂取した水分は

尿として排出されるので気付かない

うちに脱水状態になるからです。

 

そして水分摂取量が少ない事から

尿路感染症になったり、

膀胱結石になる可能性もあります。

 

でも猫によってはウェットよりも

ドライフードを好む猫もいます。

 

我が家の猫キャッシュもドライを

好み、ウェットは食べてくれません。

 

f:id:shadowandchance:20191212053245j:plain

ボクがキャッシュ

 

ドライだけだと水分が十分にとれないので

鶏肉のささ身をフードプロセッサーにかけた

ものや、ウェットの缶フードに

さらに温かいお湯を足したものをあげてます。

 

キャッシュはこうして生温かいスープ状なら

ウェットフードも食べてくれます。

 

*ウェットフードを食べてくれなかったら

少し温めてみてください。

温かくなったフードのアロマに誘われて

食べてくれる時もあります。

私はこのトリックを入院している

リカバリー中の犬猫によく使っていました。

 

 

最近はローフードなどの生食を

犬猫に与える方も増えてきました。

 

生食を考えている方は

インターネットなどの情報だけでなく

生食を推薦しているホリスティック獣医学

の獣医さんや栄養士さんなど、

生食に詳しい方に相談することを

おすすめします。

 

私の勤めていたクリニックにも

犬や猫に生食を与えている人がいました。

 

その方達はきちんとホリスティックの

獣医さんと相談した上で実行してました。

 

多くの獣医さんは生食を勧めません。

その理由のひとつに

きちんとした栄養バランスのフードを

用意するのはかなり高額であることや、

 

毎日毎日手間をかけて準備しなければ

ならないことから、

最初はしっかりと手間やお金をかけても

しまいに適当になってしまい、

必要な栄養がとれなくなるからです。

 

必要な栄養がとれていないと

健康な動物でもだいたい2か月ぐらいで

健康状態に変化が表れてきます。

 

私は20年間動物病院で色々な

犬猫の患者さんを見てきました。

 

グレインフリーフードを食べて

健康な犬猫も、

普通のフードを(品質のよい) 食べて

長生きした犬猫もいました。

 

一番よいフードは

その子の健康状態やライフスタイル

に合っているフードであって、

グレインフリーだとか、

グレイン入りだとかは

あまり関係なく

栄養バランスとれたフードだと

思います。

(私個人の意見です)

 

情報が溢れている今、

インターネットで調べれば調べるほど

何が正解なのかわからなくなって

しまいますよね。

 

動物と一緒に暮らしていると

ペットではなく家族になります。

その子が健康で長生きするために

毎日食べるご飯は重要です。

 

何が良いのかわからない時は

獣医さんや動物の栄養に詳しい方に

相談してみてください。

 

獣医さんや栄養士さんにも

それぞれ違うポリシーがあり、

その人が信じていることを

おすすめすると思います。

 

大切なのは

自分とその子に合った獣医さんを

見つけることです。

 

獣医の資格があっても人間性に

問題のある獣医さんもいます。

たとえ評判がよくても

自分には合わないと思ったら我慢せず

すぐ違う病院を探してくださいね。

 

ケガや病気を治すことだけでなく、

クライアントさんや患者さんを

安心させてくれる獣医さん。

そういう方が本当の意味でよい獣医さん

だと私は思います。

 

 

では

猫のフードの話しは以上です。

 

 

 

 

皆さんよい一日をお過ごしください。